日本語ビジネスコミュニケーション能力測定テストは、外国人社員がビジネスの場で、どのくらい日本語を使ってコミュニケーションできる能力があるかを測定・評価するテストです。
レベル10~レベル0の11段階で、外国人社員のコミュニケーション能力を総合的に評価します。
仕事で日本語を使いこなすために必要な4つの能力(言語理解力・言語運用力・ビジネス対応力・口頭コミュニケーション力)を測定します。
日本語の知識がどのくらいあるか、ではなく、ビジネスの場で日本語を使いこなす能力がどのくらいあるか、わかります。
この日本語ビジネスコミュニケーション能力測定テストは、アスクグループの日本語学校 Academy of Language Arts が開発し、実施している独自の能力測定テストです。
文部科学省の研修協力事業の一環として研究を行なった「日本での就職を希望する外国人学生に対する指導・支援の在り方についての調査・研究」「日本語学習者が日本企業に就職する際に必要なコミュケーション力測定テストの作成」の2つをベースに、多くの企業のご協力をいただき、試行・修正を重ね、2010年から本格的に実施しています。
これまで、約800名の企業の外国人社員の能力測定実績があります。この能力測定の結果を、外国人社員の採用基準としている企業もございます。
日本語ビジネスコミュニケーション能力測定テストは、筆記試験と口答試験の2つのテストで構成されています。
テスト実施の約2週間後に、評価レポートをお出しします。
外国人社員の総合的な日本語でのビジネスコミュニケーション能力を レベル10~レベル0 の11段階で評価します。
ビジネス上のさまざまな状況で、背景を理解した上で、適切な日本語を使って対応できるか?
ビジネス上のさまざまな状況で、適切な内容の会話をテンポよく続けることができるか?
日本語能力試験(JLPT)は、多くの日本語学習者が受験する最もメジャーな試験で、日本企業が外国人を採用する際の基準にしていることが多い試験でもあります。
ですが、日本語の言語知識があるかを測るという意味合いが強い内容の試験なので、ビジネスの場でどれだけ日本語を使ったコミュニケーションができる能力があるか?という視点で見ると、目的に沿った結果が出るものとは必ずしも言えないということになります。
日本語能力試験(JLPT)のN1やN2といった高いレベルに合格している外国人社員が、日本のビジネスの現場でうまくコミュニケーションをはかることができず、困っているという声が多くあるというのも事実です。
この日本語ビジネスコミュニケーション能力測定テストでは、日本語能力試験(JLPT)がカバーしている「日本語の知識をどれだけ知っているか」というところだけではなく、ビジネスの現場で日本語を使いこなすために必要な「持っている日本語の知識を使いこなす」「日本のビジネス慣習を理解している」「日本語の会話をテンポよくこなす」というところまでカバーをしています。ですので、より日本で仕事をするための実践的なコミュニケーション能力をどれだけ持っているかということがわかります。