私の生徒さんの1 人に、英語で技術指導を行わなければならないため、とても苦労しているという方がいらっしゃいます。その方は、かなり英語が上手なのですが、「専門用語は英語で言えるが、技術指導に必要な、もっとプラクティカルな会話力が不足している」という悩みを抱えているそうです。
このような悩みを抱えている技術者の方は、実はかなり多いのではないでしょうか。本講座は、そんな技術者の方たちに実用的な英語力を身につけてもらうために制作されたものです。
「ことば」には、「語彙力」と「運用力」という2つの側面があります。このコースを受講されている技術者の方々の多くは、必要な専門用語という十分な「語彙力」を既に身につけていらっしゃると思います。もしかすると、ネイティブの私ですら知らないような、難しい専門用語を英語で言える人も珍しくないでしょう。つまり、私は、みなさんの「語彙力」アップの手助けはそれほどできません。しかし、「運用力」のトレーニングに関しては、安心してお任せいただけます!
「運用力」とは、知っている単語をうまく「使いこなす」ための文法力や語法力、あるいは会話の「決まり文句」の知識など、総合的な能力のことを指します。つまり、「ネイティブの英語」に近い、自然でシンプルな英語を使いこなす能力です。
本講座の学習を進めていくことで、自分自身のことや身の回りの物事を簡単に説明したり(『基本編』)、実際の業務をこなしたり(『実務編』)、ビジネスライクでは無いコミュニケーションを図ったり(『コミュニケーション編』)する能力、すなわち英語の「運用能力」を効果的に身につけることが可能です。
本講座で学習することによって、海外出張時の工場における技術指導や、あるいは日本に研修に来ている外国人たちへの技術指導などを、みなさんきっと自信を持ってこなせるようになるはずですよ。Good luck!
本講座は「世界中で通じる!ものづくり現場の英語」の一部をスマートフォンで学習できるサブ教材です。
外出先やちょっとした空き時間を有効活用できるように構成されております。
※スマートフォンで学習した学習履歴は管理されません。
【テキスト】
Book1基本編には第1日から第16日まで、Book2実務編には第17日から第32日まで、Book3コミュニケーション編には第33日から第48 日までのレッスンが収録されています。付属の書き込み式練習帳を併用することで、手を動かしながら学習内容の定着を図ることができます。
【eラーニング】
本コンテンツを活用すると、テキストに収録されているDialogやKey ExpressionsやKey Wordsの音声を聞いたり、後に続いて発声したりといった練習ができます。またちょっとした空き時間に日々の学習内容の復習ができる確認ドリルや、テキストには収録されていない+αの自由課題などのコンテンツを利用することで、本講座の理解を深めることができます。テキスト1冊分の学習を終えると受講する提出用レポートで理解度チェックをしましょう。
【音声ファイル】
テキストに収録されているDialog やKey ExpressionsやKey Words の音声をダウンロードして、学習することができます。
外出先やちょっとした空き時間を利用して音声を聞いたり、後に続いて発声したりといった練習ができます。
【スマートフォン版】(本コンテンツ)
本コンテンツで、外出先やちょっとした空き時間を利用して音声を聞いたり、後に続いて発声したりといった練習ができます。
【Dialog】
Dialogは、製造現場で実際に交わされるであろうふたりの人物の対話を想定しています。「自己紹介」「依頼する」「指導する」などの場面別に設定された対話を通して、製造現場ならではの語彙や表現を学びましょう。
【Key Expressions】
Key Expressionsには、Dialogで設定された場面と関連性の高い例文が並んでいます。
【Key Words】
Key WordsではDialogとKey Expressionsに登場した単語のうち、とくに製造現場と関連性の高いものに焦点を当てています。「inspect= 調べる」と機械的に暗記するのではなく、よくいっしょに用いられる名詞や動詞とセットで覚えることで学習効果をアップさせましょう。
【確認ドリル】
1日10題の選択問題。ちょっとした空き時間にテキストで学んだ内容の復習ができます。
【自由課題】
1日1題の記述問題。回答を提出すると、模範解答と解説でポイントを押さえることができます。
【提出用レポート】(パソコン専用)
テキスト1冊分の学習を終えたら提出用レポートを受講します。点数管理され、点数により修了認定されます。
【「即戦力」のリファレンス集 】
「こんなとき、英語でなんて言うのかな?」という疑問を感じたときなどに、シーン別で調べることができるリファレンスです。「製造現場で使える基本表現」と「製造現場で使われる英語表現」に分かれています。