5S活動の基礎と進め方
5Sとは何でしょう?
日本人は、「整理・整頓・清掃・清潔・躾」を親から言い聞かせられ、そして自分の子供へと言い聞かせてきました。
しかし、子供の頃はこれらを守ることができても、社会人になり、職場で5Sとして再び対峙すると、昔から聞き慣れているだけに、「整理、整頓!」と言われても、「そんな子供だましみたいなことは」と、敬遠されてしまいます。
しかし、5Sは決して子供だましではありません。整理・整頓・清掃・清潔・躾のそれぞれは小さいころから親しんできた単純な習慣ですが、これが5Sとなると、1つの仕組みを持った活動となるのです。
5Sにはどのような効果があるのでしょう?
5Sは職場をキレイにすること自体が目的なのではありません。5S活動によってもたらされる様々な効果を実現し、全体の生産性を上げることこそが5Sを行う本来の目的なのです。
5Sを行うことにより、
・切り替えゼロ
・在庫ゼロ
・ムダゼロ
・不良ゼロ
・故障ゼロ
・停滞ゼロ
・災害ゼロ
という7つの効果がもたらされます。
5S活動を行う手順
手順1: 推進体制をつくる
会社として5S活動を行うときは、個人単位ではなく、あくまでも組織として進めます。そうでなければ、活動も進まず、効果が出せず、維持も難しくなります。
5S導入のため、まず推進体制を作りましょう。
手順2: 担当エリアを決める
推進室や委員会が中心になって、各部署のリーダーと一緒に部署ごとの担当職場と担当範囲を決め、エリアマップと担当表を作成します。
手順3: 推進計画を立てる
全員に5S活動の全体像を提示するために、まずはっきりと目的を打ち出し、活動成果のものさしとなる数値目標を出します。
それによって、より具体的な計画を立てることができるようになります。
手順4: 活動宣言を行う
5S活動の推進計画を決めたら、その内容を全社員へ向けて、報告・連絡・宣言を行ないます。
その宣言は、トップである推進委員長自らが行なわなければなりません。なぜ5Sを行うのか、目的は何か、目標は何かを伝えます。そこに5Sに対するトップの意気込みや気持ちが現れるからです。
トップの熱い思いが全従業員に伝わらないければ、活動をうまく進めていくことは難しいでしょう。
手順5: 客観的な評価をする
5S活動を進めるにあたり、随時「5Sチェックリスト」を用いましょう。これは客観的に5Sの各項目について評価を行うための一覧表です。
整理
モノ・機械・情報(伝票や資料)などで必要ではないモノが職場に置き去りにされていないか判断します。また、モノの要・不要が人目で判断できるか、廃棄の基準はあるかなどの観点から職場を評価します。
整頓
3定といわれる定位・定品・定量表示がされているか、治工具などが使いやすいように置かれているかなどを評価します。
清掃
床や機械などにゴミ・チリがないか、清掃の行き届き具合はどうか、さらには清掃の点検が一緒に行われているかなどを評価します。
清潔
職場の環境に対する評価と、服装の汚れなどの個人の身の回りの評価、そして整理・整頓・清掃の3Sの崩れない仕組みがあるか評価します。
躾
服装・挨拶・時間順守など社内ルールがきちんと決められ、一人一人が守っているかを評価します。
手順6: TIPDCAの輪を回す
5S活動は、ただ計画通りに進めればいいというものではありません。計画に沿って進められているか、随時評価し、判断しながら進めます。
5S活動では、計画を実行に移し、結果をまとめていき、目標とした数値が達成できているかチェックします。未達成の分野についてはすぐに対策をとり、それを実行に移します。そして次の計画へとつなぐのです。
こうした5S活動のサイクルを、
・T(Target:目標)
・I(Image:夢=本来あるべき姿)
・P(Plan:計画)
・D(Do:実践)
・C(Check:確認・検討)
・A(Action:行動・処置) の
活動サイクル「TIPDCAの輪」といい、5Sをやること、それ自体が目的にならないような、目的・目標のある5S活動にしていくのです。
-
- 5S活動基礎DVDセット
「実践5Sプロジェクト」
資料ダウンロード
ご購入方法- 教材について
- 「実践5Sプロジェクト」とは
- 教材セット内容
- 学習内容について
- 5Sの基礎と進め方
- 【整理】赤札作戦の進め方
- 【整頓】3定表示で看板作戦
- 【清掃】日常清掃から清掃点検へ
- 【清潔】予防3Sの仕組み作り
- 【躾】5S活動の要となるもの
- 【まとめ】5Sは企業生き残りの基礎
- 商品概要・監修者プロフィール
- 5S活動基礎DVDセット










